トランプラリーは12月もまだまだ継続中、次はまた国民投票
2017/01/21
ドル円の堅調な快進撃は、何だかんだ言われながら月末月初もあまり関係なく、ついに
115円目前まで来てしまいました。11月の米国雇用統計も通過して、今後続伸するにし
ても反落するにしても、慎重にチャンスを見極めてリスク管理を怠らずにトレードして
いきたいですね。
先週は、感謝祭明けの28日こそ若干の調整が入りましたが、その後はしぶとく下値を切
り上げる展開で、30日のOPEC総会では案外あっさりと8年ぶりの減産合意、気が付けば
12/1に114.8付近まで高値を更新してきました。その後は高値越えに失敗しフラッグを
形成しているように見えます。
■11月米国雇用統計結果
非農業部門雇用者数 / 市場予想:18.0万人増 結果×:17.8万人増
失業率 / 市場予想:4.9% 結果○:4.6%
平均時給 / 市場予想:0.2%増 結果×:0.1%減
12/2注目の米国雇用統計は上記のような結果。ドル円は発表前ジリ上げからまずは下落、
すぐにヒゲで戻して上値を追いましたが上値も重くて、週末かつイタリア国民投票に備
えポジション調整で下げて終了といったところでしょうか。今回もJFXの雇用統計LIVE
をネットで見ながら参加してましたが、番組の事前のシナリオがかなりピッタリときて
良いトレードとする事ができました。さすがお見事でした。
さて、今週オープンから注目となるのは、イタリアの憲法改正国民投票の結果です。詳し
い話は置いておき結果が「YES」・「NO」のどちらとなるのか。今のところ市場はNO
をある程度折り込んでいるという意見も見られますが、NOなら欧州危機再燃などの文字
も踊っています。情報も少ないし正直よく分かりませんが、ドル円などは深く押したら
買っておきたい意見も多い感じです。
国民投票が終わるのが日本時間12/5の7:00、結果がわかるのが11:00ころとの情報が多
いので、アメリカ大統領選挙の時のようにどうやら月曜は、ハラハラドキドキの荒れた
マーケットとなりそうです。
短期トレードに自信のない方は、流れが分かるまでまたは結果が出るまで様子見、もしく
は大統領選のような急反転の展開もあり得ますので、相場が落ち着くまで様子見が無難で
はないでしょうか。このところ悪い情報にもマーケットの反応があまりない感じもします
が、米長期債利回り・ドルインデックス・株・原油などの動向にも目を配りながら、引き
続き反落に注意して火曜日からトレンドを追いたい気分ですね。
■11/28からの一週間/主な経済指標
12/5(月) 18:30 (英) サービス業PMI
19:00 (EU) 小売売上高
24:00 (US) 労働市場情勢指数 / ISM非製造業景況指数
12/6(火) 09:30 (豪) 7-9月期経常収支
12:30 (豪) RBAキャッシュターゲット
16:00 (独) 製造業受注
22:30 (US) 貿易収支 / 非農業部門労働生産性・確報 / 単位労働コスト・確報
24:00 (US) 製造業受注指数 / TIPP景気楽観度指数
12/7(水) 09:30 (豪) 7-9月期GDP
16:00 (独) 鉱工業生産
18:30 (英) 鉱工業生産 / 製造業生産
24:00 (英) 英国立経済研究所(NIESR)GDP
29:00 (US) 消費者信用残高
12/8(木) 08:50 (日) 7-9月期GDP・速報 / GDPデフレーター・速報
09:01 (英) RICS住宅価格
09:30 (豪) 貿易収支
未定 (中国) 貿易収支
21:45 (EU) 欧州中銀金融政策発表
22:30 (US) 新規失業保険申請件数
12/9(金) 09:30 (豪) 住宅ローン貸出
10:30 (中国) 消費者物価指数 / 生産者物価指数
16:00 (独) 貿易収支 / 経常収支
18:30 (英) 貿易収支
24:00 (US) ミシガン大消費者信頼感指数・速報 / 卸売売上高
個人的には今週は旅行に出かけていたため、雇用統計以外はあまりリアルタイムで相場に
参加することは出来ませんでした。
あと、10月に受験した資格試験の結果がでました。
年初より時間をかけて勉強してきて、ほぼ合格の予想点はクリアしていたので余裕でいた
のですが、私の受験番号は見つけられませんでした... (不合格
過去に受験勉強というものはあまり経験がなく、試験に不合格という事にもあまり免疫が
なくて、今回は想像以上に気が滅入ってしまいました。
しばらく気持ちの整理を付けて、来年また再チャレンジしてみたいと思います。と、恥を
さらけ出し記事を書くことで、無理やり前向きになろうとしています....
先週の記事 / 過熱感の中でも上げ続けたドル円の調整局面は
前回の記事 / トレンド転換にいち早く気付く、天底のチャートパターン例