米雇用統計でドル円はV字上抜け、ライブ番組もありなのかと...
2016/12/25
注目の8月米国雇用統計の結果は、総じて弱い結果となりました。発表後のドル円は
一気に円高が進行し103円を割れる展開でした。しかしその動きもまた、たったの6
分間ほどで終了。その後15分位の間でV字の上昇、発表時のレートを上抜けして円安
となるというブルな展開となりました。
今回の8月米国雇用統計は下記のような結果です。
非農業部門雇用者数 / 予想18.0万人 結果15.1万人 : ×
失業率 / 予想4.8% 結果4.9% : ×
平均時給 / 予想+2.0% 結果+1.0% : ×
前回記事で書いたようにここ最近5年は、8月雇用統計の雇用者数の結果はすべて予
想を下回っていました。今回もその流れの通りとなって、予想比で見ると悪い結果
となりました。しかし、ドル円は下げ続けることにはなりませんでした。
なぜか?
ジャクソンホールのイエレンFRB議長講演以降のマーケットの焦点は、アメリカ
の早期利上げの可能性の有無であって、雇用統計の予想比の良し悪しではなかった
からです。まあ、結果論ではありますけどね...
事前にネットやSNSなどでアナリストの方々の見方として、雇用統計の結果が悪
くても雇用者数10万人を切るかどうかが、早期利上げのカギとなるのではないか。
といったような記事をちらほら目にしていました。
当日雇用統計発表前の時間から、先日口座開設したJFXで『雇用統計LIVE!』
という生放送コンテンツを見ていたところ、上記のような内容のことがここでも話題
に出ていましたので、その点も注意して気にしながら指標に臨んでいました。
結果としてドル円の売りは深追いすることなく利食い出来て、底値付近で打診買いと
買い増しをすることができました。ポジションはストップを底割れレートに置いたま
まで週を持ち越すこととなりました。
普段指標時のトレードは最近はあまり積極的ではなく、自分なりに方向感が見えてか
らのエントリーとなるため仕掛けが遅くなりがちでした。しかし今回の雇用統計では
、生放送コンテンツを見ながらのトレードがバッチリ決まって気分の良い週持ち越し
となりました。今のところは会心のトレード...
トレードは常に一人で臨むことが多くて、独りよがりの判断になりがちですが、こう
いったライブ番組を見ながら(聞きながら)というのも、今更ではありますがリアル
タイムの情報取得の方法として有りだなと感じました。
明日、月曜日はNY市場はレイバーデーで休場となりますが、このままリスクオン継
続で行ってもらいたいものです。
追記:週持ち越しの結果は、週明け半分利確、残りはLCとなりました。残念ながら
持ち越しは失敗、悔しい結果となってしまいました。.....上値は重かったです。
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