9/21日銀金融政策決定会合とFOMCを終えて
2016/12/25
9月の目玉イベントだった日銀金融政策決定会合・FOMCを通過しました。大方の市場
予想通り日銀はマイナス金利の深掘りなし、FOMCも利上げなしとなりましたね。ドル
円は心配されていた100円割れは、なんとか回避ということで週を終えました。
目次
日銀金融政策決定会合結果
まずは日銀金融政策決定会合の結果公表でしたが、今回の発表はとにかく待ちに待たさ
れ13:18まで。結果待ちの間フライングの円高方向への仕掛けがあった後はジリ上げ
状態に。待ち始めてからチャートを見続けて、ここまで待ったことだしとトイレにも行
けず、昼食もとれず状態という方も多かったと思います。
発表内容はマイナス金利深掘りは見送りですが、長短金利操作付き量的質的金融緩和、
イールドカーブ・コントロールの導入とのこと。正直内容はよく理解できませんでした
が、発表後クロス円は強い上昇となりました。
ちなみに私はというと13:00過ぎたところで待ちきれず昼食。リアルタイムでは参加で
きずでしたが、早朝持ったポン円売りポジを仕掛けの下ひげで無事決済。上昇に気付い
た後の買いポジを高値で決済。その後下降トレンドラインでもたついていたのでドテン
売り。ポン円も133円台で売りを入れて、これらの売りの決済はドル円61.8%押しで、
ポン円は50%押しで決済しました。結果的にはこの後大きく下げましたので、かなり取
りこぼして損した気分にさせられましたが仕方なしです。でも幸い1週分位の利益を数時
間で確保できて満足なトレード結果でした。
黒田総裁の会見から上げ止まっていたドル円が急落、38.2%・50%もスルーで61.8%。
ここで多少モミ合いましたが気付けば下抜け。黒田総裁が登場すると『円高』というの
がもう条件反射的に定番となってしまいそうですね...
FOMC結果
FOMCの結果は、こちらも大方の予想通りの結果で、利上げは見送りとなり金利据え置
きとなりました。昼間集中力を使い果たしていた状態ではありましたが眠い中起きてま
した。しかし中途半端な遅い時間のためエントリーも出きず、見てるだけでたいして参
加できずに就寝でした。
FOMC声明
・将来の利上げの根拠は強まったが、さらなる証拠待ち
・7対3で金利据え置きを決定
・17人中14人のメンバーが年末までに1回の利上げ支持した
・短期的な経済リスクはおおむね均衡
・経済活動は年前半より向上、労働市場には堅調な雇用をともなう強さ
個人的には共に見送りの結果を好感
ある程度の折り込みが有った為かは定かではないですが、円高けん制発言もあってドル
円100円キープは結果オーライ。また大きな方向感が出ずに、年内米利上げ期待感が残
ったことが個人的には良かったと考えます。
今週のドル円は下値100円は固くてなかなか上値も重そうで、レンジ相場となる可能性
も考慮しておきたいです。上も下も十分に引き付けて、なるべく損切り幅を狭くしたポ
イントでエントリーをしていきたいとですね。ただし毎度ではありますが、明確にレン
ジ抜けした時にはしっかりと流れについていきたいと思います。
早いもので9月も残り1週間となりました。ちなみに10月・11月のドル円は2000年以降、
円安傾向が強くなっています。前・中・後半のどの時期からは別として、10月は最近16
年間で11回(68.75%)が円安となっていて、1年で一番円安確率が高い月です。
この傾向をみるとドル円が100円を割れてきたとしても、超短期以外では正直あまり深追
いはしたくないなという感覚ではありますね。
前回の記事もよろしければどうぞ フィボナッチでトレンド発生中の押し目や戻りのめどを探す