上放れしてきたドル円は重要ラインでの攻防

   

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重要ラインの攻防

夏、真っ只中。という事で暑い7月に突入です。時期的にも下抜けが心配された6月

でしたが下値は固く、結局は上昇しての引けとなりました。このまま上昇していく

夏となるのか、はたまた三角持ち合いとなるのか今週の値動きも目が離せません。

 

ドル円は「かなり煮詰まった値動きとなってきている」と前回記事で書きましたが、

週が変わり上方向の動きとなり持ち合いを上放れとなりました。ドル円の主導とい

うわけではなく、ユーロ・ポンドなどクロス円が主導で上昇したようですね。

 

先週はドラギECB総裁やカーニーBOE総裁の発言で、上下に振り回された方も多か

ったのではないかと思います。結果的にはこれまでの緩和的な金融政策から、出口

模索へと切り変わりつつあるという見方が出て、一段とユーロやポンドが強くな

ってきています。

 

これによりユーロ円・ポンド円など大きく上昇となっています。個人的にはこの通

貨ペアは共に、動き出すと一方的に大きく動くイメージを強く持っています。『安

易な逆張りけがの元』ともなり得ますので気を付けていきたいです。数年前、私も

ポンド円が気が狂ったように上昇して、随分痛い目に遭った記憶があります...

20170701ドル円日足

20170701ドル円4時間足

さあ、先週のドル円ですが週始めから上昇の動きで始まり112円台に乗せてきまし

た。上記チャートの黄色の下降トレンドラインにタッチ。一時は一気に抜けてしま

うのかというアクションも有りましたが、結果はヒゲで押し戻されて112円割れと

なりました。流石にこのラインは1度では抜けられませんでした。

しかし週末には再度このラインに迫って強く引けています。

 

今週の最初の注目ラインは、やはりこの黄色の下降トレンドラインとなるのではな

いでしょうか。7月第一週という事で雇用指標がどう作用してくるのか?週前半に

子見となって持ち合いとなる気もしますが、再度押し戻されて大きな三角持ち合

い継続となる事も頭に入れながら、ブレイクした場合には付いていけるように準備

はしておきたいです。では今週をNICE TRADEを!

 

■7/3からの一週間/主な経済指標等の予定
  7/3(月)
    10:30 (豪) 住宅建設許可
    10:45 (中) 財新・製造業PMI
    16:55 (独) 製造業PMI
    17:30 (英) 製造業PMI
    18:00 (EU) 失業率
    23:00 (US) ISM製造業景況指数 / 建設支出
  7/4(火) NY休場 / 独立記念日
    10:30 (豪) 小売売上高
    13:30 (豪) RBA政策金利発表
    17:30 (英) 建設業PMI
    18:00 (EU) 生産者物価指数
  7/5(水)
    10:45 (中) 財新・非製造業PMI
    17:30 (英) サービス業PMI
    18:00 (EU) 小売売上高
    23:00 (US) 製造業受注指数 / 耐久財受注
    27:00 (US) FOMC議事要旨
  7/6(木)
    10:30 (豪) 貿易収支
    15:00 (独) 製造業受注
    20:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
    20:30 (EU) ECB議事要旨
    21:15 (US) ADP雇用統計
    21:30 (US) 新規失業保険申請件数 / 貿易収支
    23:00 (US) ISM非製造業景況指数
  7/7(金)
    15:00 (独) 鉱工業生産
    17:30 (英) 鉱工業生産 / 製造業生産 / 貿易収支
    21:00 (英) 英国立経済研究所(NIESR)GDP
    21:30 (US) 非農業部門雇用者数 / 失業率 / 平均時給

 

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