FOMCを終えて、ドル円は120円を目指す勢いで上昇中
2017/01/21
2016年の相場も残りわずかとなってきました。大きなイベント続きだった今年も、最後の
ビックイベントとなったFOMCの週を無事終えることとなりました。為替相場はFOMCに向
けて直前まで、様子見姿勢も強く見られて若干の調整。FOMC後にセルザファクトで調整を
考えていたまたは期待していた向きも多かったようですが、実際には発表後の相場ではドル
買い円売りが加速する事となりました。
これは市場の予想通りFOMCでは0.25%の利上げでしたが、声明はタカ派的イメージが強く
2017年利上げ予想が2回から3回へと、引き上げられたための期待感からの結果のようです。
20,000ドル目前まで続伸していたNYダウや原油などは、当日こそ一旦の下げとなりました
が底堅いというか、まだまだ強さを維持しているようです。
先週のドル円相場ほか
12/16ドル円終値 :117.98円 ※今週高値は118.66(レートデータはYAHOO!ファイナンスより取得)
先週のドル円始値 :115.22円 → 2.76円の上昇
先々週のドル円始値 :113.52円 → 4.46円の上昇
大統領選挙10/9の安値 : 101.15円 → 16.83円の上昇
先週のドル円は上値を試した後に下落しそうな気配も見せましたが、114.70近辺が底堅く
FOMC後に118.66円まで上値を伸ばしてきました。上記のように終値でも週間で2.76円の
円安で引けました。
金曜は陰線となりましたけど下ヒゲがあり、年内にも120円を虎視眈々と狙っているように
思えて仕方ありませんね。米国大統領選挙からはや2か月、握りしめたままの残りのドル円
L、120円の指値ヒットを楽しみにしています。
(決済しないために12月はスイング口座は極力見ないようにしてます...)
■12/19からの一週間/主な経済指標
12/19(月) 06:45 (NZ) 住宅建設許可
18:00 (独) Ifo景況感指数
19:00 (EU) 建設支出
12/20(火) 未定 (日) 日銀金融政策決定会合
09:30 (豪) RBA議事要旨
15:30 (日) 黒田日銀総裁会見
16:00 (独) 生産者物価指数
12/21(水) 06:45 (NZ) 貿易収支
18:30 (英) 財政収支
24:00 (US) 中古住宅販売件数
24:00 (EU) 消費者信頼感・速報
12/22(木) 06:45 (NZ) 7-9月期GDP / 7-9月期経常収支 (対GDP比)
09:01 (英) GfK消費者信頼感
22:30 (US) 新規失業保険申請件数 / 耐久財受注
7-9月期GDP・確報 / 7-9月期個人消費・確報
7-9月期GDPデフレーター・確報 / 7-9月期コアPCEデフレーター・確報
23:00 (US) 住宅価格指数
24:00 (US) 個人所得 / 個人消費支出 / コアPCEデフレーター
12/23(金) 天皇誕生日:東京休場
18:30 (英) 7-9月期GDP・確報 / 7-9月期経常収支
24:00 (米) 11月新築住宅販売件数 / ミシガン大消費者信頼感指数・確報
今年も残り2週間、そろそろ閑散相場となりそうではありますが、まだトレードされる場合
は気を抜くことなく頑張りましょう。年末は閑散に売りなしの言葉通りでジリ上げのイメー
ジありますが、今週はどうなるのでしょうか。
トレード回数チャレンジやってみました
個人的に今週はポンド円のスキャルピングトレードのエントリー回数を、意識的に大幅に
増やす試みをしてみました。
月曜から25回(+291pips)・19回(+40p)・45回(+24p)・73回(+408p)・65回
(-235p)とトータル:227回(+528pips)とまあ以外にも大きく勝ち越しとなりました
が、火曜日以外はチャートに張り付き通しでほとほと疲れましたし、目の疲れも尋常では
ありませんでした。さすがに金曜日は集中力も欠如していて、損切りの連続で随分利益を
削ってしまうという結果に...
12月は先週までスキャが快調で月曜も良いスタートとなったため、何か新しい気付きがな
いものかと馬鹿なチャレンジをしてみた次第です。
トライしてみた結果として
・集中力が継続できる時間には限りがあり、効率のよい時間の使い方に工夫が必要な事
・疲れてくると無駄なエントリーが増えて雑なトレードが多くなる事
・年齢的にもずっとこんなトレードは続けられないなという事
・ポン円がよく意地の悪い値動き?をすること(笑
など当然な事を再認識することとなりました。今週からはトレード回数は元に戻し、自分で
勝率の高いパターンに絞って少ないエントリーでトレードしていこうと思います。
先週の記事 / ドル円115円台・NYダウ20000ドル目前、止まらない12月か
前回の記事 / FXトレードのメンタル、感情のコントロール
◇ワンポイント相場格言◇ 材料は後から出る
相場は材料によって動きますが、相場を取り巻く実際の環境には強弱材料が混然としています。そして、
いざ相場が動き始めた時に材料のみがクローズアップされるのです。つまり、材料が相場変動の後から
出てくるというわけです。しかしこれは本来の意味からするとおかしなこと。相場では本来、売りと買い
の材料をよく分析してから売買すべきものです。