反転上昇か続落か、新年度の第一週はしっかり見極めたい
例年より少々遅い気がしますが、桜が少しづつ開花してきています。来週の日本の相場は
いよいよ新年度となりますね。新年度を迎えドル円がどういった展開となるのか、各市場
を見ながら週初からしっかりと見極めたいところです。
先々週末のドル円はボトムを付けて反発気味に引けて上昇の期待もありましたが、先週始
めは見事に裏切られて下窓からのスタート。先週安値もすんなり割り込んでしまい110.10
近辺まで売り込まれました。流石に110円のラウンドナンバーは固かったようで、そこか
らは反発の動きが中心となりました。
年度末の値動きはリパトリの影響が収束したのか戻しの動きが中心となりましたが、上記
チャートのフィボナッチ(青)38.2%付近が意識されたようで、112円台では上値も重たく
111円前半まで反落して終えました。
今週は新年度となりますし、アノマリーに沿って上昇春相場の流れが出るのか、フラッグ
となってしまい続落となるのか、まずは週前半でしっかり流れを掴んでいきたいですね。
このところNYダウや日経平均株価も、今一つという状況が続いています。4月は第一週と
いう事で米雇用統計などの重要指標も控えていますので、経済指標や要人発言の予定もし
っかり確認してトレードしていきましょう。
■4/3からの一週間/主な経済指標等の予定
4/3(月) 08:50 (日) 日銀短観
10:30 (豪) 小売売上高 / 住宅建設許可
10:45 (中) 財新製造業PMI
17:30 (英) 製造業PMI
18:00 (EU) 失業率 / 生産者物価指数
23:00 (US) ISM製造業景況指数 / 建設支出
4/4(火) 10:30 (豪) 貿易収支
13:30 (豪) RBA政策金利発表
17:30 (英) 建設業PMI
18:00 (EU) 小売売上高
21:30 (US) 貿易収支
22:30 (EU) ドラギECB総裁発言
23:00 (US) 製造業受注指数
4/5(水) 17:30 (英) サービス業PMI
20:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
21:15 (US) ADP雇用統計
23:00 (US) ISM非製造業景況指数
27:00 (US) FOMC議事要旨
4/6(木) 10:45 (中) 財新サービス業PMI
15:00 (独) 製造業受注
21:30 (US) 新規失業保険申請件数
4/7(金) 15:00 (独) 鉱工業生産 / 貿易収支 / 経常収支
17:30 (英) 鉱工業生産 / 製造業生産 / 貿易収支
21:30 (US) 非農業部門雇用者数 / 失業率 / 平均時給
23:00 (US) 卸売売上高
28:00 (US) 消費者信用残高
先週の相場 / 日足8連続陰線と売り圧力が強かったドル円
前回の記事 / もし三英傑がトレーダーなら誰に学ぶ?
関連記事 / FXで覚えておきたい季節要因/相場のアノマリー前編