週の安値をわずかに更新して引けたドル円
先週のドル円は週前半は戻りが強く上値を探る流れでしたが、戻り売りに押されて
結局は週の安値を更新。週足は2週続けての陰線となりました。ちなみに今年に入
ってからは年初を除けば、週足の3週連続で陰線はまだ出ていません。
週末、またまた北朝鮮のミサイル発射のニュースで、固かった110.90付近が突破
されてしまいました。ミサイル発射に関してはそれ自体で円高に動いたというよ
り、毎度ですがドル円を売り崩すきっかけにされただけという感じもします。
ここからは110円のラウンドナンバーにかけて底固いのではないかと、勝手に考え
ていますがどうなるでしょうか。
来週は月末の月曜日から始まり、8月相場に入っていきます。8月はどちらかとい
うと個人的には円高のイメージがあるのですが、直近5年間では4/5で円安傾向と
なっているようです。(2015年だけが円高)
また今週は月初という事で、米雇用指標も控えていて週中からは動きづらくなる
のか。参加者の少なくなる夏場の相場でもあり、値が飛びやすくなる点には注意
が必要かもしれません。トレードチャンスはいくらでもありますので、無理にエ
ントリーするのではなく自分が分かりやすいと思うポイントだけエントリーで良
いかと思います。
さて安値を更新してきたドル円ですが、ここから大きく下落するというよりどち
らかといえば大きなレンジの展開を想定し、まだまだスイングのLを仕込みたいと
考えています。Wボトムを形成できるのか、まず注目ポイントです。
今週はドル円やクロス円より、重要ラインを超えてきたユーロドルやポンドドル
といったドルストレートの通貨ペアをメインに、チャートを見ていきたいと思っ
ています。では暑い日が続きますが、頭の中は熱くならず冷静な判断で今週も良
いトレードを!
■7/31からの一週間/主な経済指標等の予定
7/31(月)
07:45 (NZ) 住宅建設許可
10:00 (NZ) ANZ企業景況感
10:00 (中) 製造業PMI / 非製造業PMI
17:30 (英) 消費者信用残高
18:00 (EU) 失業率 / 消費者物価指数・速報値
22:45 (US) シカゴ購買部協会景気指数
23:00 (US) 中古住宅販売保留件数指数
23:30 (US) ダラス連銀製造業活動指数
8/1(火)
10:45 (中) 財新製造業PMI
13:30 (豪) RBA政策金利発表
16:55 (独) 失業者数 / 失業率
17:30 (英) 製造業PMI
18:00 (EU) GDP・速報値
21:30 (US) 個人所得 / 個人支出 / コアPCEデフレーター
23:00 (US) ISM製造業景況指数 / 建設支出
8/2(水)
07:45 (NZ) 失業率 / 就業者数
10:30 (豪) 住宅建設許可件数
17:30 (英) 建設業PMI
18:00 (EU) 生産者物価指数
20:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
21:15 (US) ADP雇用統計
8/3(木)
10:30 (豪) 貿易収支
10:45 (中) 財新非製造業PMI
17:30 (英) サービス業PMI
18:00 (EU) 小売売上高
20:00 (英) BOE政策金利発表 / BOE議事録
21:30 (US) 新規失業保険申請件数
23:00 (US) ISM非製造業景況指数 / 製造業受注指数
8/4(金)
10:30 (豪) 小売売上高 / RBA四半期金融政策報告
15:00 (独) 製造業受注
21:30 (US) 非農業部門雇用者数 / 失業率 / 平均時給
貿易収支
先週の相場 / 更にドル安・円高が進んだ一週間
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