更にドル安・円高が進んだ一週間
日米の株価も勢いを感じられず多少頭打ちのような状況の中、先週のドル円は週を
通して下落傾向が強まり、6/14からの上昇のフィボナッチ61.8%近辺の111.00ま
で下押し、反発の兆しもないままの弱い形で一週間を引けました。
日足を見ても月曜日以外のローソク足は全て陰線となり、週末金曜日には大き目の
陰線が現れています。フィボナッチ38.2%・50%といった節目ではいったん戻しが
入りましたが、戻り売りに軍配が上がった結果となっています。
ドル円4時間足を見ると、ついに200SMAを明確に下抜けてきました。61.8%戻し
ライン(水色)近くの110.94付近の白色のラインに迫っていて、ここを割れてくる
と大きく値を崩す事もありそうな位置にいます。今週はこのラインを意識して週初
めの相場を見ていきたいと思います。割れてきた場合、いよいよ110円のラウンド
ナンバーも意識されそうです。
先週はポンド円も下落色を強めています。ユーロはECB政策金利発表後のドラギ総
裁の会見で激しく動きましたが、結果としては相変わらず堅調地合いが続き、先週
はユーロの一人勝ちといった様子でした。いよいよトランプ政権に対する不安が広
がってきているようで、ドル安円高が進んでるようですね。今週も重要ライン近く
で週が始まりますので、ドル円相場から目が離せない感じです。
ドル円スイングポジションに関しては少量で計画的に買い下がっています。幸い戻
しの場面も有りましたのでポジション調整も上手くいっていて、比較的良い塩梅で
買い下がれています。と今のところは思っていますが、出来ればそろそろ反転の兆
しを見せて欲しいものです。
今週もスイングは指値中心にぼちぼちと、スキャルピングでユーロをメインにトレ
ード予定で考えています。
■7/24からの一週間/主な経済指標等の予定
7/24(月)
16:30 (独) 製造業PMI・速報値 / サービス業PMI・速報値
17:00 (EU) 製造業PMI・速報値 / サービス業PMI・速報値
22:45 (US) 製造業PMI / サービス業PMI
23:00 (US) 中古住宅販売件数
7/25(火)
08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨
17:00 (独) IFO景況感指数
22:00 (US) 住宅価格指数 / ケースシラー住宅価格指数
23:00 (US) 消費者信頼感指数 / リッチモンド連銀製造業指数
7/26(水)
07:45 (NZ) 貿易収支
10:30 (豪) 消費者物価指数
17:30 (英) GDP・速報値
20:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
23:00 (US) 新築住宅販売件数
27:00 (US) FOMC政策金利発表
7/27(木)
10:30 (豪) 輸入物価指数
21:30 (US) 新規失業保険申請件数 / 耐久財受注 / 卸売在庫
7/28(金)
08:01 (英) GfK消費者信頼感
08:30 (日) 全国消費者物価指数
10:30 (豪) 生産者物価指数
18:00 (EU) 経済信頼感 / 消費者信頼感・確報値
21:00 (独) 消費者物価指数・速報
21:30 (US) GDP・速報値 / 雇用コスト指数 / 個人消費・速報値
23:00 (US) ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
先週の相場 / ドル円は下げダウ継続。今週の注目ライン
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