ブレイクアウトの失敗(ダマし)に対処する

   

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ブレイクアウトのダマしの対処

FXトレードの場合でも、エントリーポイントとして大変よく使われるブレイクアウト。

ブレイクアウトにはレンジのブレイクや三角持ち合いなど各種フォーメーションからのブ

レイク、直近高値安値のブレイクなど色々あります。貴重なエントリーチャンスではあり

ますが、ダマしとなるケースも多々あり、難しいと感じているFX初心者の方も多いのでは

ないでしょうか。

 

目次

ダマしも多いブレイクアウト

高値安値を更新してきたのでエントリー。よし延びたと思ってたら瞬く間にローソク足が

ヒゲとなってしまい、リターンムーブと思いきや気が付けば一気に逆行してる~...

なんて事もよく起こります。こんな平常心を失いやすいダマし的な値動きが、日常的に普

通に起こるので「トレードは難しい」となってしまいますね。

 

基本的にブレイクアウトが大きくなるためには、反対のポジションのストップが多くある

事や、同時に新規ポジションが多く入るなど注文が集中することが必要となります。逆ポ

ジションのトレーダーが負けを認めて一気に手放すのか、まだ諦めずに反撃に転じてくる

のかは、結果が出るまで分かりません。

 

ところで、ダマしを上手く見極める方法はあるのでしょうか?

確実にダマしを見極める方法などはやはりないでしょう。相場に絶対というものなどない

のと同じです。しかし比較的ダマしに引っかからないようなブレイクアウトを、トレード

では捉えていかないと大きく波に乗れません。

 

信頼度の比較的高いブレイク

ブレイクアウトの信頼度が高くなり易いパターンはどんなものか。

・レンジ相場や持ち合いの時間が長期間になるほど、市場のエネルギーが大きく貯められ

ている傾向がありますので、そこで起きたラインブレイク。

・過去に何度も何度もはじき返されて、抜けられなかった強いレジサポラインのブレイク

など、多くの人が注目しているところほど、ブレイクアウトの確度は高くなるでしょう。

 

普段からこういったところにも着目して、やはりチャート分析しておくことは欠かせない

ものです。またより大きな足のチャートも視野に入れて、目線は大きなトレンドの流れに

沿った方向で見ておくのがいいでしょう。

反転上昇

ブレイクアウトが失敗やダマしの値動きとなってしまった時は、強い反転の始まりとなる

という事も少なくありません。頭の片隅に、流れの出やすい・変わりやすい時間帯なども

意識しておくと良いでしょう。

 

時間替わりや、特に東京・ロンドン・NYタイムなどの市場が切り替わる時間帯は、トレー

ダーも入れ替わりますので要注意です。

 

とはいえ、ダマしを怖がり過ぎていてもエントリー出来ずに、大きなチャンスを逃してし

まう事になってしまいます。どのトレードも危険は付きものですが、リスクを限定して出

来れば安全な橋を渡りたいものですね。

 

ブレイクアウトの失敗も常に視野に入れておく

ブレイクポイントとなるところは、非常に売り買いの攻防が激しいポイントともなります。

逆行してしまった時にどこで撤退するのかは、いざそうなった時に慌ててしまわないよう

にあらかじめ撤退ポイントを決めておく事が賢明です。

 

大きな逆行の流れに巻き込まれないように、まだ自分の準備が整っていない時はエントリ

ーを見送って、リターンムーブを待ってみる。ブレイクアウトのエントリーでは、慌てて

飛び乗るののは極力避けて、ダマしとなるシナリオも常に頭に準備しておき、損切り(逆

指値)という安全装置をしっかり付けて、リスク管理を忘れない・怠らないようにトレー

ドしていきましょう。

◇ワンポイント相場格言◇  仕掛けは恐る恐る大胆に

相場は仕上げ(エグジット)よりも仕掛け(エントリー)が大切と言われます。それだけに仕掛けるタイミ

ングは非常に難しいものです。そのうえ仕掛けるとなれば、大胆にやらなければチャンスは逃げ去って

しまうものです。あくまで慎重さは極めて重要だが、大胆さも持ち合わせることが必要。

 

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