中段もちあいに注目して新規エントリーを逃さない
FXの相場には、よく言われている事ですが上昇トレンド・下降トレンド・レンジといっ
た3つの状態が存在します。トレンドが発生していてもどこかでその勢いが止まって、こ
れまでの値動きの修正のアクションが起こる事となります。その修正の動きとして形成
されやすい「もちあいのパターン」を今回はご紹介してきます。
目次
中段もちあいの代表的なチャートパターン
相場が動いた後の修正の動きとして、下記のような中段もちあいのチャートパターンがよ
く現われます。そしてこれらの継続パターンを知っておくことで、心理的にも多少の余裕
ができるといったメリットもありますし、次の一手のエントリータイミングを逃さず待ち
構えることも可能になります。
まずは三角形型（アセンディング・トライアングル）。もちあいのパターンの中でも、一
番トレンド継続確率の高い分かりやすいパターンとなります。
次はペナント型・ウェッジ型。ここまでの３つは見た通りで次第に三角形を形成し、レート
が収束していき、レジサポラインをブレイクするパターンとなります。
また、ウェッジ型や下のフラッグ型等は高値（安値）のレートから比較的戻りが大きくなる
こともあるためフィボナッチを使った押し（戻り）の目途を探ることなども有効になってき
ます。
ボックス型のもちあいに関してはこちらの記事も参考にしてください。
もちあい時に溜まったエネルギーが放たれた時には、大きくレートが動く可能性も高くな
ります。一旦もちあいの放れに乗り遅れてしまうと、エントリーに対する躊躇も生まれて
きてしまったりもしますので、これらのパターンを利用しない手はありませんね。
もちあいの放れを確認してエントリー
中段もちあいではトレンドは継続しやすいという観点から、図のようなパターンの方向に
放れる可能性が高くなりますが、相場に絶対はないので過信は禁物です。どのパターンも
相場の買い方・売り方のどちらのパワーがまさるかの結果として、いずれはどちらかに抜
けることになります。
トレンド継続に失敗してしまった場合は、これまでのトレンドの転換点となることも多い
ので、放れを確認せずにおそらくでエントリーしてしまうのは注意が必要です。あくまで
抜けた方に、後出しじゃんけん的についていくことが安全ですし大切になります。
中段もちあいのまとめ
実際の相場で上昇・下降の勢いが一服した際に、いち早くこれらのもちあいパターンに気
が付けるように、普段のトレードから水平及び斜めのレジサポラインをチャートに引く習
慣をしっかり付けていきたいですね。
ご自分がトレードで使っている目先の時間軸チャートだけでなく、大きめの時間軸にも目
を向けてもちあい状況を確認してみて下さい。
〈相場のことわざ〉
■相場は戦いなり、されど戦わずして勝て
相場とは自分が買い方であれば売り方を、弱気ならば強気を敵にまわしての戦いです。戦は戦う前
に勝つのが筋本道、敵を知り己を知れば百戦危うからずと同じで、自分と反対のポジションがどの
ような状況なのかを知ることも大切なのです。
■相場は勝ち負けではない
一般のギャンブルと違って相場とは売買という商行為そのものであって、儲けたか損したかはその
結果に過ぎません。「勝った、負けた」と言うことは相場を理解していない証である。
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