NYダウ20,000ドル先週はお預け、2016年もいよいよ年末相場
2017/01/21
2016年、大きく動いた今年の相場も既に秒読み状態です。ジングルベルが鳴りひびき、もう
多くの海外投資家は休暇入りしていて、そこそこ閑散相場の雰囲気となっています。クリス
マスキャンドル(ローソク足)もお休み中..どちらかと言えば先週は、無理して参加する相
場でもなかったようですね。
先週は大統領選挙後上げ続けていたドル円が、7週間ぶりの週足陰線となりました。週始め
にトルコの首都アンカラでロシア大使が銃撃され死亡。ベルリンでもトラックが突っ込み多
くの死傷者が出るなど、年末も物騒な報道が流れました。
その結果、ドル円など若干円高に振れましがイエレン議長の講演で戻すという動き。期待し
ていたジリ上げとはいきませんでしたが、週中から値幅も小さくクリスマスのお休みムード
が漂う中、上値を切り下げながらフラッグ形成中?という状況となっています。直近の小さ
な三角持ち合いを下抜けていますが、大きな下げとはならず先週を引けました。どちらかと
いうと、ポンドの弱さが目立ってきた週でした。
NYダウは、大台達成を見届けられるかと楽しみにしていましたが、先週はわずかに届かず
でした。一時は19,987ドルまで高値を更新してきて、20,000ドルに肉薄したものの大台の
壁は厚かったのでしょうか。その後はクリスマスを前に大きく下げる訳ではないものの若干
小康状態となっています。
もうこちらも閑散という感じでお楽しみは持ち越しというところなのでしょうか。しかし今
週まだ最後の年末相場が残っています。『閑散に売りなし』とも言いますし来年を見据えた
値動きが有って、20,000ドルを達成する事があるようでしたら、その後のNYダウ値動きに
はしっかり注目しておきたいと考えています。
■12/26からの一週間/主な経済指標
12/26(月) 休場/ロンドン・NY他
08:50 (日) 日銀金融政策決定会合・議事要旨公表
12/27(火) 休場/ロンドン他
08:30 (日) 全国消費者物価指数
23:00 (US) S&P/ケースシラー住宅価格指
24:00 (US) 消費者信頼感指数 / リッチモンド連銀製造業指数
12/28(水)
08:50 (日) 鉱工業生産・速報
21:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
24:00 (US) 中古住宅販売保留件数指数
12/29(木)
18:00 (EU) マネーサプライ M3
22:30 (US) 新規失業保険申請件数
22:30 (US) 卸売在庫
12/30(金)
23:45 (US) シカゴ購買部協会景気指数1/1(日) 10:00 (中国) 製造業PMI / 非製造業PMI
先週、個人的なトレードは、前の週に集中してスキャルピングをし過ぎた反動もあって週の
後半はほとんど様子見で終了しました。というかあまりチャートを見られませんでした。今
週の年末相場はチャンスが有れば参加というスタンスでいます。年末相場は思わぬ展開に荒
れる事もあるので、参加される方はより慎重なトレードをおすすめします。
最近、今後の自分の生活スタイルが大きく変わりそうな予兆があって、年末とはいうものの
珍しく色々と忙しく情報収集に明け暮れた一週間となりました。今はネットでなんでも気軽
に情報収集できてとても便利なのですが、何かと選択肢が多くなりすぎていて複雑な世の中
になってる気がしている、のは私だけでしょうか...
話が脱線しましたが、ではでは月並みではありますが、良いクリスマスをお過ごしください。
先週の記事 / FOMCを終えて、ドル円は120円を目指す勢いで上昇中
前回の記事 / 勝ちトレードの確率アップの為には、待つ事こそ大切
◇ワンポイント相場格言◇ 初押しは買い
勢いよく上げたトレンド相場で、初めて押し目らしい押しが来た時、この初押しは材料いかんにかかわ
らず買うべきという、昔からの経験則に基づいた言葉。特に本格的な上げ相場となった場合には、絶対
に買い付くべしとまで言われています。