日銀会合後のドル円、やっぱり円高になるんだ...

      2021/04/01

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日銀金融政策決定会合

FOMC、日銀会合と注目された大きなイベントが終わりましたね。今週も終わって

みればドル円は102円近辺の安値と、やっぱり売り込まれてしました。結局は日銀が

追加緩和しようがしまいが、事前の報道の予想通り下げで円高再燃となりました。

しかも下ひげもほぼ無しの、日足大陰線での弱い引けとなりました。

 

日銀金融政策決定会合の結果発表までも、相場は大きく上下して荒れていました。

注目の結果は、追加緩和を決定「ETF資産買入れ額の現行年間3.3兆円から6兆円へ

増額」と発表後、ドル円はほんの一瞬上にはねただけで上げは終了し、その後は一気

に落とされました。

 

日本時間では日経平均株価がプラスに転じたため、いったん戻して持ちこたえてはい

ましたが、その後ヨーロッパ時間中盤頃からは安定した下げでした。海外勢は日銀会

合の結果を円買いと判断したようです。売りを入れた方にとってはそれほど怖さを感

じることなく、104円近辺の2本目の上ひげをバックに売れたの相場だったのではな

いでしょうか。

2016-07-30日銀会合

日銀金融政策決定会合
「マネタリーベース年間80兆円増加の方針を維持」
「マイナス金利0.1%維持」
「ETF買入れ年間6兆円に増額」

黒田総裁発言
「海外経済の不透明感が高く、市場は不安定」
「基調として景気は緩やかな回復が続いている」
「2%の物価目標達成は17年度中と見込まれるも、不確実性は高い」
「必要な場合、3次元で緩和を講じる」
「物価見通しの不確実性が高まり、次会合で総括検証」
「日銀の国債買い入れの障害は起きていない」
「ETF増額、現時点では最も適切な措置」
「マイナス金利、金利の引き下げに大きな効果を発揮している」
「2%物価目標の早期実現という方針は変わらない」
「3年間の緩和の効果検証、物価目標の早期実現に重要」
「緩和の検証結果を検討し、必要な措置を取る」
「財政ファイナンスの考えは全くない」
「家計・企業コンフィデンス悪化にETF増額などが最も適切と判断」
「2年で物価目標達成できなかった最大の理由は原油価格の下落」
「ヘリマネは財政と金融政策の一体運用なら禁止されている」
「今後も必要ならETF増額を検討」

引用 インヴァスト証券/ディーラーズバトル24 http://www.invast.jp/blog/battle/archive/author/author2/

気になるのはあれほど強かったNYダウが、今週は5日連続で小さいながら陰線とジ

リジリと下げしている事。もう海外勢は長期休暇ということでしょうか。来週からは

閑散相場となりやすい8月が始まりますが、「閑散に売りなし」となってくれれば良

いのですけどね。でもそんなに甘くない感じがします。

 

閑散相場では、値動きも不安定で大きく値が飛びやすくもなりますので、ポジション

を保持中の方は損切の注文をしっかり入れて、資金管理も十分に注意してください。

 

いよいよ、リオ五輪や夏の甲子園も始まります。自然とテレビを見る時間も多くなり

そうです。相場に集中できない状況の時に、安易なトレードをしないように心掛けな

ければいけませんね。

 

 

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