一週間で見るとドル円はV字に近い形

   

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ドル円はV字

先週はリスクイベント盛り沢山の一週間でしたが、ドル円は大崩れする事なく?

無事通過した感じです。レートのレベルは違いますが、また週前半に下落し後半

持ち直すという流れで、引けにかけて押し返されましたが110円台で週を終えま

した。

 

週初は先々週の米雇用統計の下落が尾を引き、チャート上の黄色の上昇トレンドラ

インをブレイク後は一気に110円のラウンドナンバーも割れてしまい、109.10円近

辺まで値を崩しました。

20170611ドル円4時間足

20170611ドル円日足

しかし週中7日からは一転反発上昇し、白い下降トレンドライン及び111円に届くか

という勢いを見せました。しかしその後週末は失速して引けました。黄色の上昇トレ

ンドラインに抑えられた形で、このラインを軸にしたリターンムーブのようにも見え

ます。まだ下方向の動きには注意が必要そうですね。

 

英国総選挙の影響もありポンド円が下落していますが、このところスキャルでもポン

円は全く見ていませんでした。こんな時にユーロをやってるとは...でも比較的戻りも

あったので手を出さず正解だった気もします。ただ代わりにユロ円に多少振り回され

て、ストップにかかる事が多い一週間ではありましたけど。

 

こんな中でも、相変わらず米株は好調を維持している状態が続いています。日経平均

も週末には かろうじてですが20,000円台で終えています。この株価でドル円が110

円近辺にいるというのは、相関性の変化がどうにも気になる事ではあります。

 

まだまだ今週もFOMC・日銀金融政策決定会合などのイベントが待ち受けています。

イベントを控えた週前半の動きと、発表後の後半の動きの流れの変わり方にも注目し

つつ見ていきたいところです。

今週も相場に参加の際は集中力を持ってトレードしていきましょう。

 

■6/12からの一週間/主な経済指標等の予定
    6/12(月)
         27:00 (US) 財政収支
    6/13(火)
        10:30 (豪) NAB企業信頼感指数
        17:30 (英) 消費者物価指数 / 小売物価指数 / 生産者物価指数
        18:00 (EU) ZEW景気期待指数
        18:00 (独) ZEW景気期待指数
        21:30 (US) 生産者物価指数
    6/14(水)
        07:45 (NZ) 経常収支
        11:00 (中) 鉱工業生産 / 小売売上高
        15:00 (独) 消費者物価指数
        17:30 (英) 失業者数 / 失業率 / ILO失業率
        18:00 (EU) 鉱工業生産
        21:30 (US) 消費者物価指数 / 小売売上高
        23:00 (US) 企業在庫
        27:00 (US) FOMC政策金利発表
        27:30 (US) イエレンFRB議長会見
    6/15(木)
        07:45 (NZ) GDP
        10:30 (豪) 雇用者数 / 失業率
        17:30 (英) 小売売上高
        18:00 (EU) 貿易収支
        20:00 (英) BOE政策金利発表 / BOE議事録
        21:30 (US) NY連銀製造業景況指数 / 新規失業保険申請件数
                         フィラデルフィア連銀製造業景気指数 / 輸入物価指数
        22:15 (US) 鉱工業生産 / 設備稼働率
        23:00 (US) NAHB住宅市場指数
        29:00 (米) 対米証券投資
    6/16(金)
        未 定   (日) 日銀金融政策決定会合
        07:30 (NZ) 企業景況感(PMI)
        15:30 (日) 黒田日銀総裁会見
        18:00 (EU) 消費者物価指数・確報値
        21:30 (US) 住宅着工件数 / 建設許可件数
        23:00 (US) ミシガン大消費者信頼感指数・速報値

 

◇ワンポイント相場格言◇  指値は取り消すべからず

相場を仕掛ける時には、どこまでいったら仕掛けるなどの価格をあらかじめ決めておくものですが、

実際の指値の価格が出ると、その時の相場の勢いや材料などに惑わされて指値を取り消してしまう

事が有りがちです。考えてみると、事前に冷静に考えたうえでの指値なのですから、そのときの状

況に激変がない限りは指値注文は残しておくべきものなのです。

 

先週の相場  / 強含みの米株価、弱かった雇用統計。

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