強含みの米株価、弱かった雇用統計。
6月の相場が始まりました。先週のドル円は月末5/31までは円高の流れ、その後
月が変わり週中よりじりじりと円安傾向が強くなり111.7近辺まで上昇。ADP雇
用統計も強い結果でしたので、週末の米雇用統計にも期待がかかりました。しか
し雇用者数が見事に裏切るという結果となり大ブレーキで急落。乱高下する事も
なく戻りの力も弱く、31日安値を下回って週を引けました。
年初からのドル円日足下降トレンドライン。今度こそ上抜けかと思わせる動きで
はありましたが、結局今回もまたまた抑えられてしまいました。落ちるべき所で
落ちたという印象です。先々週高値の112.12近辺にも及ばず、上値も下値も切り
下げる下降ダウを形成する事となりました。
それにしても弱い米雇用統計にも拘わらず、米株価は強さを見せています。
21,000ドル台をキープしたまま高値を更新しての週引け。NYダウにつられる形
で日経平均も木・金と大幅続伸という結果で、ようやく遠かった20,000円台に
乗せる事が出来ました。今週は米株高と円高に挟まれてどうなるのか、週明け日
経平均の動きにも注目ですね。
ADP雇用統計結果 : 予想/ 18.0万人増 → 結果/ 25.3万人増 ◎
米国雇用統計結果
・非農業部門雇用者数 : 予想/ 18.2万人増 → 結果/ 13.8万人増 ×
・失業率 : 予想/ 4.4% → 結果/ 4.3% 〇
・平均時給 : 予想/ 0.2% → 結果/ 0.2% △
今週のドル円はまた5月安値の110.24近辺と、110円のビックラウンドナンバー、
前回強さを見せた日足200SMAなども目前に控えています。サポートされそうな
ポイントも多いですが、先週の戻りの無い弱い引けから見ると、下方向の動きが
気になる展開となりそうです。
今週も短期トレードをメインに考えていますが、スキャルでは急反発などにも気
を付けながら、いつもよりタイトなストップでチャンスを探していこうと思って
います。今月は祝祭日が1日もないですね...
ではでは、今週もルールを守って良いトレードを!!
■6/5からの一週間/主な経済指標等の予定
6/5(月)
10:45 (中) 財新サービス業PMI
17:30 (英) サービス業PMI
21:30 (US) 非農業部門労働生産性・確報値 / 労働コスト・確報値
23:00 (US) ISM非製造業景況指数 / 製造業受注指数 / 労働市場情勢指数
6/6(火)
10:30 (豪) 経常収支
13:30 (豪) RBA政策金利発表
16:55 (独) サービス業PMI・改定値
18:00 (EU) 小売売上高
6/7(水)
10:30 (豪) GDP
15:00 (独) 製造業受注
20:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
28:00 (US) 消費者信用残高
6/8(木)
08:01 (英) RICS住宅価格指数
08:50 (日) GDP・改定値
10:30 (豪) 貿易収支
未定 (中) 貿易収支
15:00 (独) 鉱工業生産
20:45 (EU) ECB政策金利発表
21:30 (EU) ドラギECB総裁記者会見
21:30 (US) 新規失業保険申請件数
6/9(金)
10:30 (中) 消費者物価指数 / 生産者物価指数
10:30 (豪) 住宅ローン件数
15:00 (独) 貿易収支 / 経常収支
17:30 (英) 鉱工業生産 / 製造業生産 / 貿易収支
23:00 (US) 卸売売上高
先週の相場 / ドル円は日足下降トレンドラインに再び抑えられる
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