レンジか下抜けか、週初のドル円の動きに注目
2021/03/27
まだ8月中旬というのに、先週は曇り空や雨の日がやたらと多い一週間でした。
週初のドル円相場は、米朝の緊張が少し緩む形で、戻しを試す値動きとなりました。
これまで抑えられてきた4時間足の75SMAを超えて上昇。111円に迫る動きを見せ
るも結局は届かず、上値が重い印象を残してFOMC後に反落となり、上に下に良く
動いた週になりました。
下落中109円半ばが押し目となるかとも見えましたが、出てくるニュースは良くな
いものがクローズアップされ更なる下落。トランプ政権に対する懸念が強まり、17
日にはNYダウが△271ドルも急落、スペインバルセロナでのテロも重なり再度リス
クオフの流れが強まりました。
ユーロ円・ポンド円といったクロス円は、先週安値を割り込み値を崩していますし、
ドル円も一時は前回安値を割り込み108.60近辺まで下落。その後一旦反発し下ヒゲ
を残し何とか109円台で週を引けました。
さて日本株はというと、円高に加えNYダウまで軟調となると、やっぱり日経平均は
耐えられないようですね..19,500円を割ってきてしまいました。今週も21日から米
韓合同軍事演習があり、またまた北朝鮮の動きが気になるところとなりそうです。
4時間足レベルでは下ヒゲを残す動きとなっていて、ドル円は108円半ばから111円
のレンジが続くことも想定されますが、下のサポートラインも薄くなってきました
し突発的なニュースで下抜け、といった動きには注意が要りそうです。
このところ悪いニュースに大きく相場が反応していますが、良いニュースに対する
反応にも、注目しながら今週はチャートを見ていきたいと思います。毎週トレード
で何かひとつは良い気付きを得られるようにしたいですね。
では平穏な毎日を願いながら、今週も良いトレードを!
■8/21からの一週間/主な経済指標等の予定
8/21(月)
08:30 (英) ライトムーブ住宅価格
21:30 (US) シカゴ連銀全米活動指数
8/22(火)
17:30 (英) 財政収支
18:00 (EU) ZEW景気期待指数
18:00 (独) ZEW景気期待指数
22:00 (US) 住宅価格指数
23:00 (US) リッチモンド連銀製造業指数
8/23(水)
16:00 (EU) ドラギECB総裁発言
16:30 (独) 製造業PMI・速報値 / サービス業PMI・速報値
17:00 (EU) 製造業PMI・速報値 / サービス業PMI・速報値
22:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
22:45 (US) 製造業PMI / 非製造業PMI
23:00 (US) 新築住宅販売件数
23:00 (EU) 消費者信頼感・速報値
8/24(木)
07:45 (NZ) 貿易収支
17:30 (英) GDP・改定値
21:30 (米) 新規失業保険申請件数
23:00 (米) 中古住宅販売件数
8/25(金)
08:30 (日) 消費者物価指数
15:00 (独) GDP・確報値
17:00 (独) IFO景況感指数
21:30 (US) 耐久財受注
23:00 (US) イエレンFRB議長発言
先週の相場 / 閑散相場の中、リスクオフが更に継続した一週間
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