トレードの前に、ギャンの価値ある28のルールは覚えておくべき
FXトレードを学習していく際に、参考にしていきたい理論は多くあります。今回は
20世紀前半に独自の分析手法で活躍した、アメリカの投資家ウィリアム・ギャンが構
築し提唱したギャン理論。その中から、トレーダーとしては自分のトレードルールを
固めるためにも大切でぜひ知っておきたい、ギャンの『価値ある28のルール』をご紹
介いたします。
この価値ある28のルールを知らなかった方でも、これは聞いたことあるというものも
多く存在していると思います。FX初心者の方にも比較的分かりやすいルールかと思
いますので、ぜひ覚えておいて頂きたいと思います。
ギャンの価値ある28のルール
1. トレードの総資金を10等分し、1回の売買における損失限度は総資金の10分の1にすること。
2. 損切り注文を必ず入れる。損失限度を計算した上、ポジションを持つと同時に行うこと。
3. 資金配分に従ったポジション量を厳守し、過剰なトレードをしないこと。
4. 利益を確保したら、ポジションが損失とならないように、逆指値注文を変更すること。
5. トレンドに逆らわない。トレンドに確信が持てない時はトレードしないこと。
6. 迷った時は手仕舞う。迷った時はポジションを持たないこと。
7. 活発に売買され、値動きのあるある市場でトレードを行うこと。
8. リスクを分散し、資金の集中を避けること。
9. 指値をしてはならない。売買の価格を決めず、成り行き注文で売買すること。
10. 確固たる根拠がないのに手仕舞いをしないこと。
11. 獲得した利益は、トレード資金とは別勘定として保有すること。
12. わずかな利益を狙ったトレード(スキャルピング)をしないこと。
13. ナンピンは決してしないこと。これはトレーダーがするかも知れない最悪の失敗1つである。
14. 我慢できずに手仕舞いしたり、待ちきれずにポジションを持たないこと。
15. 小さな儲けと大きな損は避けること。
16. 損切り注文は、決してキャンセルしないこと。
17. 過剰に頻繁なトレードは避けること。
18. トレードは買いだけでなく、売りも活用すること。
19. 決して値頃感を根拠にトレードしてはならない。
20. ピラミッディング(買い増し・売り増し)のタイミングに注意。レジ・サポラインのブレイ
クを確認して買い増し、売り増しをすること。
21. 買い増しは強い上昇トレンドを示すもの、売り増しは強い下降トレンドを示すものを選ぶこと。
22. 同銘柄の反対売買等で(両建て)ヘッジ行為はしてはならない。
23. 明確な理由なくポジションを変えない。明確な理由のもと明確なルールでトレードを行うこと。
24. 十分な利益を確保した後は、無駄なトレードをしないこと。
25. 相場の天底を勝手な憶測で決め付けないこと。
26. 他人の助言に基づいたトレードをしないこと。
27. 損切り後のトレードは取引量を減らすこと。決して増やさないこと。
28. 不適切なポジションメークと手仕舞い避けること。
まとめ。いいものは素直に取り入れよう
このギャンのルールが知られるようになって、かなり長い年月が流れてはいますが、
今でもその大切さは基本的には変わっていませんね。大負けを避けトレードを続けて
いき勝つために有効なルールとして、必要だと思うものをご自分のトレードルールの
構築や改善などに取り入れて活用してみて下さい。
また、なかなかルールが守れないとか、時に感情的になってしまいルールを破ってし
まうという方にも、あらためて初心に戻りルールを守る大切さを気付く機会になれれ
ばいいなと思います。
これからトレードルールを作っていきたいとお考えの方は、下記の記事も参考にして
みて下さい。最後までお読み頂き有難うございました。
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