ドル円小反発も上値は依然重い状況
4月の相場ももう最終週となります。暖かくて過ごしやすい季節となってきました
が、花粉症の方にはキツイ時期かと思います。今週も引き続き地政学リスクに注意
を払いながら、要人発言、株価や原油にも注目していく必要がありそうです。
先週のドル円はオープニングこそ上窓で始まりましたが、間もなく売り込まれて
安値更新の動きから始まりました。しかしほぼ日足下降チャネルラインが効いた
形となり小反発の展開となりました。上値は重いものの短期の足で見ると安値高
値を一応は切り上げています。
チャート上では、チャネルライン・日足200SMA・大統領選挙からの上昇のフィ
ボナッチ61.8%戻しなどのラインの集中したエリアとゆう事もあり、先週は比較
的底堅く推移する形となりました。
ただ小反発といっても依然110円のラインは、思った以上に遠い雰囲気も感じら
れます。朝鮮半島の状況は何の改善もないままですので、突発的なニュースなど
に今後も注視する状況は変わらなさそうです。
(注意してどうにかなるものでもないですけど...)
また先週は、このところ値動きが大人しかったポンド円が久しぶりにらしさを発
揮?しました。短時間での大きな値動きの後こちらは依然140円を挟んだ高値付
近で推移しています。最近の戻り売りの感覚を切り替えられず痛手を負った方も
少なくは無いのではないでしょうか。
こういった大きな値動きが出た時の為にも、やはりストップを入れておくことは
大損しないためにとても大切ですね。週明けもフランス大統領選挙の結果を受け
て動く事も考えられます。
基本を忘れず、油断をせず、自分のトレードルールをしっかり守って、今週も頑
張りましょう。
■4/24からの一週間/主な経済指標等の予定
4/24(月)
08:01 (英) ライトムーブ住宅価格
17:00 (独) IFO景況感指数
21:30 (US) シカゴ連銀全米活動指数
23:30 (US) ダラス連銀製造業活動指数
4/25(火) NZ・オーストラリア/休場
17:30 (英) 財政収支
22:00 (US) 住宅価格指数 / S&P/ケースシラー住宅価格指数
23:00 (US) 新築住宅販売件数 / 消費者信頼感指数 / リッチモンド連銀製造業指数
4/26(水)
10:30 (豪) 消費者物価指数
20:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
4/27(木)
10:30 (豪) 輸入物価指数
未定 (日) 日銀金融政策決定会合 / 日銀展望レポート
15:30 (日) 黒田日銀総裁会見
18:00 (EU) 経済信頼感 / 消費者信頼感・確報値
20:45 (EU) ECB理事会 政策金利発表
21:00 (独) 消費者物価指数・速報値
21:30 (EU) ドラギECB総裁会見
21:30 (US) 耐久財受注 / 新規失業保険申請件数 / 卸売在庫
23:00 (US) 中古住宅販売保留件数指数
4/28(金)
07:45 (NZ) 貿易収支 / 住宅建設許可
08:01 (英) GFK消費者信頼感
08:30 (日) 全国消費者物価指数 / 失業率
08:50 (日) 鉱工業生産・速報値
10:00 (NZ) 企業信頼感
10:30 (豪) 生産者物価指数
15:00 (独) 小売売上高指数
17:30 (英) GDP・速報値
18:00 (EU) 消費者物価指数・速報値
21:30 (US) GDP・速報値 / 雇用コスト指数
個人消費・速報値 / GDPデフレーター・速報値
22:45 (US) シカゴ購買部協会景気指数
23:00 (US) ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
4/30(日)
10:00 (中) 製造業PMI / 非製造業PMI
◇ワンポイント相場格言◇ 相場のこわさ冷酷さを知れ
相場で大損を経験した人は、相場の恐さや冷酷さを身にしみて知るものです。その経験があって
はじめて相場に真剣に、打ち込むことができるようになるという事です。
先週の相場 / 不穏な雰囲気でリスク回避の円買い進行中
前回の記事 / もし三英傑がトレーダーなら誰に学ぶ?