NYダウ20000ドルを突破。大台を割ることなく週引け
米国で新政権の発足となり連日トランプ大統領関連の映像が流れています。低い支持率に
もかかわらず独裁者的なイメージで不安感ばかりが強くなる雰囲気の中で、まだまだ市場
には不透明感が残ったまま先週は週明けスタートとなりました。
週前半はリスクオフ気味となりドル円は再び112.50円付近まで円高となりました。しかし
その後はダブルボトムの形となり折り返して、中盤以降はNYダウもついに20000ドルを突
破(祝!)してリスクオンの相場に。2週連続で前後半の流れの変わり方が同じような展開と
なりました。
ドル円も1/23に開けたままだった窓もきっちりと埋めて、1月にずっと頭を抑えられてき
た下降トレンドラインと4時間足の75SMAをようやく明確に抜けてきました。今後の展開
がレンジとなるのか、トレンドが出るのかテクニカル的には115.60近辺の先週高値が大事
なキーポイントとなりそうにです。まずは日足25SMA再トライに期待したいです。
相変わらずトランプ大統領の動向も気にはなりますが、今週から2月に入りますし重要指標
のオンパレードといった一週間となります。日銀会合・FOMC・BOEに米国雇用統計と目玉
イベントも続くため、大きな値動きとなる可能性も高いです。トレードする際には発表時間
を確実に把握しておき、より一層のリスク管理を心掛ける必要がありそうです。
■1/30からの一週間/主な経済指標
中国:2/2まで旧正月
1/30(月) 06:45 (NZ) 貿易収支
19:00 (EU) 経済信頼感 / 消費者信頼感・確報
22:00 (独) 消費者物価指数・速報
22:30 (US) 個人所得 / 個人消費支出 / コアPCEデフレーター
24:00 (US) 中古住宅販売保留件数指数
1/31(火) 09:01 (英) GfK消費者信頼感
09:30 (豪) NAB企業信頼感
未定 (日) 日銀金融政策決定会合
15:30 (日) 黒田日銀総裁記者会見
17:55 (独) 失業者数 / 失業率
18:30 (英) 消費者信用残高
19:00 (EU) 失業率 / GDP・速報 / 消費者物価指数・速報
22:30 (US) 雇用コスト指数
23:00 (US) ケースシラー住宅価格指数
23:45 (US) シカゴ購買部協会景気指数
24:00 (US) 消費者信頼感指数
2/1(水) 06:45 (NZ) 失業率 / 就業者数
10:00 (中) 非製造業PMI / 製造業PMI
18:30 (英) 製造業PMI
22:15 (US) ADP全国雇用者数
24:00 (US) ISM製造業景況指数 / 建設支出
28:00 (US) FOMC政策金利発表
2/2(木) 09:30 (豪) 貿易収支 / 住宅建設許可
18:30 (英) 建設業PMI
19:00 (EU) 生産者物価指数
21:00 (英) BOE政策金利発表 / BOE議事録 / BOE四半期インフレレポート
21:30 (英) カーニー英中銀総裁発言
22:30 (US) 新規失業保険申請件数 / 非農業部門労働生産性・速 / 単位労働コスト・速
2/3(金) 08:50 (日) 日銀金融政策決定会合議事要旨公表
10:45 (中) 財新/製造業PMI
18:30 (英) サービス業PMI
19:00 (EU) 小売売上高
22:30 (US) 非農業部門雇用者数 / 失業率 / 平均時給
24:00 (US) ISM非製造業景況指数 / 製造業受注指数
上記の通り、本当に経済指標がぎっしりと詰まった一週間となります。
先週はポンド円が比較的綺麗な上昇トレンドを形成していましたので、チャートを見てい
て獲れた方も多いのではないでしょうか。引き続きポンド円にも目しておきたいと思って
います。気後れすることなく、今週も頑張っていきましょう。
先週の相場 / 第45代米国大統領就任式を無事通過となりました
前回の記事 / 経済指標で為替相場が良く動くものは
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