FXトレードで勝ちに近づく10のポイント(後編)
FX初心者の方が、『FXトレードで勝つため』に意識しておきたいこと10のポイ
ントを選んでみました。個々のトレーダーによってチェックポイントは様々でしょ
うが、トレード前の参考にしていただければと思います。
FXトレードで勝ちに近づく10のポイント(前編)に続き、後編をお届けいた
します。
目次
トレードで勝ちに近づく10のポイント
壱. エントリーの時に、損切り設定を必ず入れる
弐. 複数の時間足を見て、相場の状況を確認する
参. 上位足のトレンドに逆らわないエントリーをする
四. 時間帯を意識してトレードする
五. 得意な勝ちパターンをいくつもつくる
六. 利益確定幅>損切り幅となるポイントでエントリー
七. 得意(相性のいい)の通貨ペアでエントリーする
八. 冷静な判断ができない状況で、エントリーしない
九. 根拠のあるエントリーをして、反省と改善策を記録する
十. 資金管理を徹底する
六. 利益確定幅>損切り幅となるポイントでエントリー
損切りと利益確定の幅のバランスや比率のことを、リスクリワードレシオ(ペイ
オフレシオ)と言います。これが1:1(損切り幅:利益確定幅)以上で勝率5割
をキープできればプラス収支ということなります。
常に利益確定幅>損切り幅を意識して、エントリーしていくことから始めていき
ましょう。できれば1:2以上を目指したいところですね。
ちなみに1:1以上に比率を上げるほど、勝率は下がることとなります。
また、損切り幅が狭くてすむエントリーポイントで、エントリーすることに集中し
て、更に1:○の比率を上げて損小利大を目指しましょう。
小さい損切りといっても、無理やり根拠のない位置に損切りを入れるのでは意味が
ありません。自分のエントリー判断が否定されるポイントに、損切りを置くように
しましょう。
七. 得意(相性のいい)の通貨ペアでエントリーする
人と人の付き合いにしてもそうですが、何事も相性の良し悪しは有ると思います。
これは少し実践を積まないと、どの通貨ペアと相性がいいかという事は分かりませ
んが、自分の得意とする通貨ペアを見つけましょう。
得意な通貨ペアをつくり、特化してその通貨ペアの特性をよく知ることによって、
さらにトレードの優位性を上げることもひとつの手段です。
トレードする通貨ペアを限定することにより、多通貨ペアを扱う場合と比べてエン
トリーチャンスは減ることとなります。
しかし、始めのうちは無理に多くの通貨ペアを見て、レジサポライン等の重要ポイ
ントの把握が希薄になるより良いかと思いますし、十分に根拠のあるエントリーを
することの方が大切だと思います。
八. 冷静な判断ができない状況で、エントリーしない
良いトレードをするには、あくまで冷静な判断と決断が必要になります。
トレードに集中できない状況の時や、負けが続いて頭に血が上っている時などは、
無理にエントリーをせずに、少し時間をおくか休むのが良いでしょう。
体調の悪い時などもトレードを休むことが大切、休むも相場です。
状況に応じてトレードしないことも、負けトレードを減らすカギとなります。
九. 根拠のあるエントリーをして、反省と改善策を記録する
根拠のない上がりそう・下がりそうでのエントリーはもちろん良く有りません。
そういったトレードを繰り返していると、ポジポジ病の原因にもなりかねません。
エントリーには明確な根拠のあることが重要です。また、根拠があってもエントリ
ーの根拠も1つでは厳しいのではないでしょうか。
トレードで継続して利益を上げていくには、複数の根拠(下記参照下さい)をもと
にエントリーしていくことが必要でしょう。
各トレードについてその都度記録を残して、週末などにその記録をもとに反省や改
善策を検討し、次のトレードに生かしていき、常にスキルアップを目指しましょう。
FXで継続的に勝っていくには、FXの継続学習することもたいへん大切な要素です。
十. 資金管理を徹底する
FXでは、資金管理が一番重要だというくらいに大切なこととされています。
勝率ばかりを気にしてコツコツ勝ってドカンと負けてしまい、相場から退場させら
れるというのはよくあるパターンです。
資金管理が出来ていないために、損切りを入れない又は移動してしまう、無計画に
ハイレバレッジにしすぎてしまう等によって、1度の負けトレードが致命的なこと
になってしまいます。これな事態は避けなければいけません。
資金管理でよく言われていることですが、1回のトレードの損切り目安は資金の2~
5%で抑えることが大切です。連敗してしまうことも考えると、できれば2%位にし
ておくのがいいでしょうね。
(例えば2%で、100万円の資金なら1回の損切りは2万円までで抑えます。)
上記の損切り額に収まるように『損切り額÷損切り幅=ポジション枚数』としてエン
トリーするポジション枚数の上限が決まります。
(例えばクロス円・2万円が損切り上限なら、2万円÷損切り幅20pips=10万通貨)
FX初心者の方は、まずその○%の数字をマイルールとして決めるのがよいかと思い
ます。ルールとして決めたものは、必ず守ることからスタートしましょう。
○エントリー根拠の参考例
・上位足のトレンドに沿ったエントリー
・レジサポラインの反発・ブレイク
・レジサポラインブレイク後のレジサポ転換
・ラウンドナンバーの反発・ブレイク
・日足などの高値・安値更新
・複数時間軸で方向性が一致
・上位足の陽転・陰転
・経済指標などに沿ったエントリー
・移動平均線などトレンド系指標のサイン
・オシレーター系指標のサイン
などなど
以上、『FXトレードで勝ちに近づく10のポイント』についてまとめてみました。
あたり前の事が多いかもしれませんが、これらを忘れずに継続して守り、習慣化する
ことで、トレードの自力アップに繋がるものと思います。
基本を大切にして、さらなる勝ちトレードを目指していきましょう!