英国の国民投票が近づいてきた
2016/06/27
英国のEU離脱(Brexit)の是非を問う国民投票が、6月23日(木)に実施されます。
すでにこの事に関してFX会社各社から、【重要】メールが送信されている状況とな
っています。
『事前の世論調査など関係情報、投票結果によって為替相場の急変動が予想されます
のでご注意下さい!』などといった内容のメールです。
これだけ目にする機会が増えてくると、この大きな経済の波乱要因に、緊張感が高ま
ってきて、のん気にかまえていられませんね・・
<< 相場状況についての注意点 >>
1.当日および翌日24日ならびに週明け27日にかけまして、流動性の低下に伴う
スプレッドの拡大や一時的にお取引しずらい状況、また直前の価格から大きく
乖離した価格が提示される等の可能性がございます。2.結果次第で英ポンド通貨ペアはもちろんのこと、他の通貨ペアにおきましても
想定し得ない動きをすることが予想されます。3.スプレッドの大幅な拡大時には、両建て状態でも評価レートの変動に伴い、
証拠金状況によってはロスカットが発生する場合があります。インヴァスト証券メールより
スプレッドの大幅な拡大や、注文が入らないかもといった不安も有りそうです。
ポンド関連の通貨ペアでは、必要証拠金の変更も考えられそう?
大注目の国民投票まで、あと2週間を切りましたが、残留派と離脱派の状況は拮抗し
ていて、事前の世論調査では離脱支持派が若干優勢と、予断を許さない状況となって
います。
世論調査の情報が伝わるたびに、急速にリスク回避といった動きが見受けられます。
投票は日本時間6/24の午前6時に締め切りとのこと。結果がわかるのは24日の午後?
はたして答えはどうでるのでしょうか。
現状、英国のEU離脱の可能性に備えて、リスクヘッジとして国債・金などの安全資産
への資金流入が起こっているようです。 ということはEU残留という結果になると、
それまでの資金の逆流が一気に発生し、リスク資産へ資金が流れやすいということ。
どちらの結果にしても、大きな為替変動となりそうですね。
優劣の情報の正確性では、世論調査よりブックメーカーの賭けのオッズのが、正確性が
高いという意見が多く見られていて、予想オッズからすると今のところEU残留がかなり
優勢のようですが・・
英国国民投票の前に、来週はFOMC・日銀金融政策決定会合といったビックイベントも
控えています。ドル円も微妙な位置で上値が重い状態ですし、当面相当な緊張感のある
相場になり、気が抜けない展開となりそうです。
いずれにしても英国の投票前後は、ポンドに限らずかなりの相場変動が予想されるので、
大きなチャンスでも有りますが、事前にポジションの手仕舞いをしておくなど、まずは
十分な危機管理をして資金を守ることが大切だと思っています。