日銀追加緩和見送りで暴落相場に
2016/06/24
今週28日(金)の日銀金融政策決定会合で、なぜだか期待されていた追加緩和ですが、
サプライズとなる「現状維持」という結果で、一気に市場の雰囲気は変わってしまい
ました。ここ2週間ほどで112円寸前まで戻していたドル円も、大きな失望感の中、
たいした反発もないまま、気が付けばサポートラインだった117.60割れに・・・
まさしく滝?のような下落で107円も突破されて、106円前半でほぼヒゲも付けずに
終了しています。(2日で560pipsの下落)
ただ、たとえ期待通りに追加緩和がされていても、一瞬上げてその後叩かれて下落と
いうパターンの、セルザファクト〈噂で買って事実で売る〉だったのかなと今は思っ
ています。(為替が大きく動くのは嬉しいのですが、株が・・・という気持ちです。)
季節要因を考えて、下落に備えていた方も多いでしょうから、大きく儲けられた方も
ずいぶんいるのではないでしょうか。
クロス円も、ほとんどが似たようなチャート形状で安値圏で引けていますので、まだ
下目線で見るしか無さそうな感じです。先週までの戻しも水の泡となり、さらにここ
から「セルインメイ」の始まりとなるのでしょうか。
ドル円の次のサポートは105.10前後。ここからはあまり積極的には安値で売り参加し
たくないので、戻り売りをメインとして考えていきます。GWという事も有りますし
来週始めは少し様子見とし、週なかから5月雇用統計に向けて参戦の予定です。
いよいよ明日から5月となりますが、悪い雰囲気のままでの突入となっていまいました。
2日(月)は、下方向に窓明けスタートとなりそうですね。無理矢理に良い材料を探す
とするなら、NYダウと原油が金曜日後半にある程度戻して引けた所くらいでしょうか。
(ホントは、良い材料が見つからない・・)
それでは、よいGWをお過ごし下さい!