余分な情報をそぎ落とし、シンプルチャートでトレード
トレードの勉強に終わりは有りません。トレードの知識はどれだけ有っても有りすぎ
るという事は無いのでしょうが、情報過多となり身動きできなくなることも考えられ
ます。特にチャートに関して、情報過多はエントリーを躊躇してしまうという事にも
成りかねず、注意が必要ではないでしょうか。
目次
人それぞれのこだわりチャート
トレードを始めると、みな自分がトレードしやすいようにチャートをカスタマイズし
ていきます。少しでも優位性のある情報をチャートに盛り込もうとして、日に日にチ
ャートに表示されるインジケーターが増えていってしまうという時期があるかと思い
ます。
有効そうなインジケーター(テクニカル指標)を、あれもこれも詰め込んでしまい、
いつしかチャートはMA(移動平均線)等のラインだらけとなってしまい、どれも
がサポートやレジスタンスのラインに見えてしまいます。
物事の本質は、得てしてシンプルで単純なものです。(トレードも)
勝ち続けているトレーダーの使っているチャートは、シンプルであることが多いとい
うこともよく聞きます。トレードを始めてチャートが複雑になり過ぎてしまい、エン
トリーに迷いが出るようになってしまったら、一度立ち止まって自分のチャートにつ
いて再考してみると良いでしょう。
多すぎる情報をチャートから減らしてみる
初心者のうちは特に、エントリーポイントを分かりやすくしておきたいですね。
基本に戻ってメインチャートにはローソク足だけを表示。ローソク足の形とその組み
合わせだけでも、十分な情報を見つけることが可能です。
多すぎる情報に惑わされずに、目先をもっとローソク足に向けてみる。そのローソク
足に、シンプルにレジスタンスライン・サポートラインとトレンドラインだけでトレ
ードしてみてはいかがでしょうか。
インジケーターだらけで複雑になってしまったチャートからは、見えなかったものが
見えてくる事もあるでしょう。
色々な意見があるかとは思いますが、大事なのは意識されそうな『レジサポの水平ラ
イン』と『トレンドラインとチャネルライン』と私は考えています。
各ラインにレートが近づいてきた時に
・買っているトレーダーはここで何を考えるか?
・売っているトレーダーはここで何を考えるか?
・様子見中のトレーダーはここで何を考えるか?
あらかじめ、これら3種類の他のトレーダーの心理と行動を考えておき、トレードし
ていく事が大切だと思います。
初心者のうちはインジケーターを色々と、とことん試してみるのも良いでしょう。
インジケーターを沢山表示したチャートのトレードも、十分に経験しておくことも大
切でしょう。(出来ればデモトレードで)ただ、最終的にはシンプルなチャートに、
収束していく人が多いという事を覚えておくといいと思います。
シンプルなチャートのまとめ
個人的にはデイトレやスキャルピングの短期トレードでは特に、インジケーターに頼
りすぎず、よりシンプルなチャートにこだわりを持って『奥の深いローソク足』を、
しっかり学び続けていきたいと思っています。
また、過去チャートの検証の際には、先ほどの「3種類のトレーダーの心理と行動」
も予想しながらチャートの検証を心掛けています。
シンプルで見やすいチャートの中でローソク足と少ないラインに、より意識を集中し
易くしています。多くのトレーダーから意識されていそうなレジサポライン周辺で、
結果的に買い方が勝つか・売り方が勝つのかに注目し、勝った方に素直に付いていく
だけだと思います。