108円台が固かったドル円は上昇に期待か
2021/03/27
9月に入り朝晩ようやく涼しさを感じられるようになってきました。先週は北のミサ
イル発射や弱い結果の米国雇用統計が、相場の大きなポイントとなったようです。
季節の変わり目で、ドル円相場の流れも変わり目となるのでしょうか。
週明けのドル円はもみ合いで始まりましたが、またまたミサイル報道で一気にリス
クオフと思いきや、108円台前半の異常な固さが見られ逆に一気に巻き戻される動
きとなりました。事実買いといったところなのか、108円台では買い戻されるとい
うイメージが強く脳裏に残る結果となりました。
その後は米雇用統計を前に若干調整の動き。前哨戦のADP雇用統計は好結果となり
ましたが、これも毎度逆の結果が出やすい?のか、米雇用統計は良いとこ無しの悪
い結果となりました。ただ発表後こそドル売り円買いとなり、ドル円は売り込まれ
ましたが109.5近辺で反発。途中から急激なユーロ売りの流れが出たこともあり、
結果として底堅さを確認したリターンムーブを形成するような形で週を引けていま
す。
話はそれますが、個人的には毎回雇用統計の時はJFXの「雇用統計LIVE」を参考に
させて頂きトレードしています。今回もLIVEでの事前予想の解説を参考に、109.
50近辺の折り返しを事前に察知する事ができ、良いレートでLポジ(スイング)を
建てる事ができました。まあ、あくまでご参考までに。
今週のドル円は4時間足200SMAの攻防で始まりそうです。チャートに赤丸を付け
た108円台の下ヒゲ、109.5近辺の下ヒゲまた日足からも、買い目線で見ていきた
いところです。季節変わりでの大きな流れの転換となるのか、過信しすぎず突発的
なニュースにも十分注意しながら、今週も良いトレードを!
■9/4からの一週間/主な経済指標等の予定
9/4(月) NY/休場
17:30 (英) 建設業PMI
18:00 (EU) 生産者物価指数
9/5(火)
10:30 (豪) 経常収支
13:30 (豪) RBA政策金利発表
16:55 (独) サービス業PMI
17:30 (英) サービス業PMI
18:00 (EU) 小売売上高 / GDP・確定値
23:00 (US) 製造業受注指数 / 労働市場情勢指数
9/6(水)
10:30 (豪) GDP
15:00 (独) 製造業受注
20:00 (US) MBA住宅ローン申請指数
21:30 (US) 貿易収支
23:00 (US) ISM非製造業景況指数
27:00 (US) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
9/7(木)
10:30 (豪) 小売売上高 / 貿易収支
15:00 (独) 鉱工業生産
20:45 (EU) ECB政策金利発表
21:30 (US) 新規失業保険申請件数 / 非農業部門労働生産性 / 単位労働コスト
21:30 (EU) ドラギECB総裁会見
9/8(金)
08:50 (日) GDP
10:30 (豪) 住宅ローン貸出
未定 (中) 貿易収支
15:00 (独) 貿易収支 / 経常収支
17:30 (英) 鉱工業生産 / 製造業生産 / 貿易収支
21:00 (英) 英国立経済研究所GDP
23:00 (US) 卸売売上高
28:00 (US) 消費者信用残高
9/9(土)
10:30 (中) 消費者物価指数 / 生産者物価指数
先週の相場 / 注目されたジャクソンホールでドル売りユーロ買い
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