N値・E値・V値・VT値を使って利確目標を計る
2017/01/21
トレンド相場の上昇(下落)・調整・上昇(下落)の局面で、上値(下値)が何処まで伸びるの
かの目途を探るのに、N値やE値といったものを使うことができます。トレードで折角ト
レンドが発生しているのにも拘らず、早すぎる利食いをしてしまうのを避けて効率よく
利益確定できるように、テクニカル分析の際にこれらについて是非とも覚えておきたい
ものですね。
目次
N値・E値・V値・VT値で何がわかるのか
N値・E値・V値・VT値といったものが有りますが、これら4つの計算値は一目均衡表の
値幅論で用いられていて、おおよそのレートの目標値を知るために利用できます。
フィボナッチではトレンド中の押しや戻りの目安を探る利用法についてお伝えしました。
今回はトレーダーの悩むポイントの一つでもある、「その押しや戻りなどから、どこま
でレートが伸びるのだろうか」を探る目安についてのお話となります。
各計算値のイメージ
値幅論だの〇値なんて出てくると難しく感じるかもしれませんが、あまり難しく考える
必要はないかと思います。トレンド相場では上昇(下落)・調整・上昇(下落)といった比
較的綺麗な波形を形成してレートが変化していく事はご存知かと思います。
図で見て頂くと意外と簡単に理解できるのではないでしょうか。ちなみにここでのレー
トの波のイメージ図では上昇局面での説明となっています。
![N値とE値 N値とE値](https://yamachin3.com/wp-content/uploads/2016/11/aab1e3684fafca45aad40b8e960b6f1f.jpg)
N値
N値では、最初の上昇値幅と調整後の、次の上昇の値幅が同じになりやすいという見方の
ものとなります。
E値
E値では、最初の上昇の値幅と、高値ブレイク後の上昇値幅が同じになりやすいという見
方のものです。
V値
V値では、高値ブレイク後の上昇値幅は、始めの高値から押した値幅と同じになりやす
いという見方のもの。
VT値
VT値では、最初の高値までの値幅から押した値幅分を除いた値幅と、次の上昇値幅と
同じになりやすいという見方のもの。
これらの計算値を当てはめて、是非過去チャートにて検証してみてください。結構過去
チャートの検証が面白くなるかと思います。
まとめ
相場の勢いによってレートがどこまで伸びるのかは、正確に知ることはできません。
しかし、これら〇値から導かれるレートを利確ポイントとして見ているトレーダーも多
くいるのだという目線で、あくまで目安として活用し、ケースバイケースで複数の根拠
(強いレジスタンスラインなど)と併用して考えていく事が大切と思います。
少なくともN値とE値については、トレードの知識としてイメージを押さえておくと良
いのではないでしょうか。
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