高値圏で売らない安値圏で買わない、基本目線はトレンドフォロー
2017/01/21
高値圏のレジスタンスラインや安値圏でのサポートライン付近で、そのライン手前で持ち合
いとなりそのラインが抜けられずもたついている時など、チャートを見ているとついつい逆
張りしたい気持ちが頭をよぎります。高値圏・安値圏では損切りも小さく設定できるし、逆
張りがきれいに決まると気持ちいいのも正直なところです。
トレンド中は目線を固定
しかしトレンド中の高値圏・安値圏のこういった場面では、あくまでメインの方向のトレンド
フォローに徹して、一時的な逆張りの目線は封印しておきたいですね。トレードでトータル収
支をプラスにするために、やはり常にトレンドを追う目線で相場を見ていくことが大切です。
特に自分のトレード手法が固まるまでは、とにかく徹底してトレンドフォローのエントリーを
するか様子見でエントリーを見送るかして、エントリー目線を固定することが良いでしょう。
逆張りやドテンなどは安易にしてしまわないこと、優位性のない場面でこういった良くない習
慣を付けないように心掛けるべきだと思います。
高値圏・安値圏のエントリーには割り切りが必要
トレンドフォローのエントリーは、押し目や戻りで上手くエントリー出来れば良いですがタイ
ミングを逃してしまうと、新高値の買いにくいレートで買い、新安値の売りにくいレートで売
らなければならなくなったりします。トレードでは、高値掴みや底値売りとなってしまうので
は?といった恐さとも常に対峙しなければなりません。
ブレイクアウトの場合でもエントリー前に的確な損切りレートを決めておき、そのレートで損
切りとなって負けてしまう覚悟ができていない時はエントリーを見送るべきでしょう。
誰でもブレイクアウト後にヒゲとなって戻すのではないかと、常にエントリーの怖さはあるも
のですのが、ブレイクアウトの際のエントリーは特に割り切りが必要です。『今日の高値は明
日の安値、今日の安値は明日の高値』という格言がありますが、よく心に留めておきたいもの
です。
高値圏で売らない安値圏で買わないまとめ
トレンド発生中と判断した時の高値圏・安値圏では、ついついの逆張りや一時的な押しや戻り
を狙ったトレードをしない。トレンド方向にエントリー目線を固定して、コロコロと目線を変
えない事が肝要です。そのためにより大きな時間軸のチャートにも目を向けて、大きなトレン
ド方向をしっかり把握して、目先観に捉われないトレードの習慣づけを心掛けていきたいです
ね。
あと、一つ注意点ですが、ブレイクしそう..なので早めにエントリーをするといった、○○だ
ろうトレードは避けてほしいトレードです。エントリー根拠が足りませんね。ブレイクアウト
という根拠を見届けてから、基本はエントリーはするものと考えるべきと思います。
前回の記事 / ローソク足の長いヒゲに着目してトレード
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先週の相場 / 2017年相場。今年もよろしくお願いします
◇ワンポイント相場格言◇ 大利を得んとする時は小利を争うなかれ
大相場の時に小さく利益をとることを考えてしまうと、目先の勝ち負けに目を奪われてしまう。
結果的に大相場を取る事ができずに、小利で満足する事になってしまうものだという格言。