FX初心者の海外FXについて
2020/05/23
FXに興味を持って調べていると、海外FXという言葉をよく目にする事もあるでしょう。
ハイレバレッジで小額から短期間に儲けられるという利点から、海外FX取引を始めてい
る方が増えているのは事実でしょう。しかし、FXが全くの初めてという方が、最初に海
外FXから始めるというのは、やはりリスクが大きいので避けるべきだと感じています。
国内のFX会社で充分に取引に慣れてから、挑戦される事が望ましいと思います。
それでも海外FXがどんな物か、知っておきたいという事も有るかとと思いますので、注
意するポイントの概略をまとめてみました。
目次
■海外FXで注意するポイント
海外FX業者選定
一番の注意点としては、FX業者の選定です。信頼性の高い安全な業者選びがとても重要
ですが、この点が結構難しく海外FXでは特に注意が必要です。業者の破綻・資金の持ち
逃げ・出金に応じてくれないなどのリスクの可能性が有ります。投資は全て自己責任とな
りますので、慎重に検討することを心掛けて下さい。
金融ライセンスの認定の有無
海外FX業者の選定で始めに見るべき点としては、金融ライセンスを取得しているかどう
かという点です。金融ライセンスの認定には厳格な審査が設定されていますので、一定の
信頼性を判断する基準とすることが出来ます。その中でも米国や英国のライセンス認定は
特に厳しいとされています。海外FX業者の選定には、金融ライセンスの認定の有無・認
定の数・どこの認定なのかもチェックポイントとして見ていきましょう。ただ認定の取得
にはコストがかかる為、良い業者は比較的スプレッドが広くなりがちになるなどの弊害も
有ります。
信託保全の有無
日本のFX会社の場合、信託保全は義務化されていて顧客の保護がされていますが、海外
FXでは日本のように義務化はされていません。業者の破綻により証拠金が戻らないとか、
一部しか戻らないという事も起こります。そのためFX会社の規模も確認しておいた方が
良いですし、信託保全の確認は特に必要事項となってきます。
多額の入金
海外FXの魅力であるハイレバレッジですが、大きく稼げる半面その逆も有ります。○○
ショックや突発的な事等で想定外の急変動も起こり得ます。ハイレバで逆方向にレートが
動いたら堪りません。そのため海外業者ではゼロカットなどのシステムを採用されている
業者も存在しています。ゼロカットとは相場の急変動等でロスカットが効かなかった場合
にも、口座残高以上の損失が出ないようにする事で、過剰な損失を防いでくれるシステム
です。この恩恵を効率よく受けるためにも、多額の証拠金を預け過ぎずに口座残高を上手
に資金管理しながらトレードしていく事が大切だと思います。
日本語は?
英語が堪能な方は別として、海外の業者ですから言語の点も確認しましょう。日本語サポ
ートや日本人スタッフの対応が有るのかといった点です。また時差も有る為、24時間サポ
ートになっているとより安心ですね。
税金面
FXでの年間利益が20万円超で確定申告が必要となります。
現状、国内FX業者でのFX取引の損益は分離課税となっているので税率は一律20%、し
かし、海外FX業者については総合課税で雑所得となります。給与所得との累進課税での
税率となりますので、注意が必要となります。利益額が大きくなると税率も高くなります
ので、税金面では海外FXは不利になります。(給与所得がない方等は、利益額によって
は有利になる場合も有ります。)
また、国内FXの場合は確定申告で3年間の損益通算ができますが、海外FXは損失が出
ても損失の繰越しは出来ません。税金面では会社員の副業での海外FXは、不利になって
しまう事が多いしょう。
■海外FX注意点のまとめ
概ねこれらのポイントは最低限押えておいて下さい。先程もお伝えしましたがスプレッド
は日本のFX会社に比べ少々広めとなります。これら注意点を見て頂いた上で、海外FX
を利用するメリットは何かというと、やはりハイレバレッジを上手く活用出来れば、小額
の資金からでも短期で資金効率を大幅に上げられる事や、入金ボーナス等のサービスが大
きい事などが魅力でしょうね。
FXの取引にも慣れてきて、きちんとリスクも知った上で自己責任・自己管理をしっかり
理解できている方なら、海外FXに挑戦するというのも面白い選択肢だと思います。
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