FXのボラティリティに関する注意点

   

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相場のボラティリティ

ここでは、これからFXトレードを始める方またはFXを勉強中という方むけに、相場の

ボラティリティに関することについて、基礎的な注意点をまとめてみました。

 

目次

ボラティリティ(Volatility)ってなに

FXトレードを始めて相場の情報を見ていると、ボラティリティが大きいとか小さい・

高いとか低いという言葉をよく目にすると思います。ボラティリティとは価格の変動の

大きさの度合いを意味する用語で、相場の変動エネルギーの大小を示しています。省略

して「ボラ」とも言われています。

 

値動きが激しくなるほど、ボラが高く(大きく)なります。相場で為替差益を狙っていく

ためには、ある程度のボラは必要です。しかし、著しくボラが高くなっている時には少

々注意も必要となってきます。

 

ボラティリティが高くなる時

相場のボラティリティはどういう時に高くなるのか。色々と原因は有りますが通常時で

は、日々の注目されている経済指標などの発表時や発表後、重要な要人発言、突発的な

ニュースによって一時的または暫く継続してボラが高くなったりします。

 

よく知られている指数で恐怖指数(VIX:Volatility index)というものがありますが、こ

れで投資家の不安心理を見ることができます。VIX指数の数値が高いほど、市場参加者

は相場の先行きに不透明感を持ち不安が高くなっているとされています。

 

また○○ショックなるものが発生した時などもそうです。最近では、ブレグジットショ

ック・チャイナショック・スイスフランショックなどですが、経済的な混乱が起きた時

など、しばらくボラティリティが高い相場が続くこととなります。

(こんな記事を書いてる今現在も、トランプショック?が進行中...)

 

ボラティリティが高い時の注意点

損切り

トレーダーにとってボラティリティが高いという事は、大きく為替差益を狙えるため稼

ぐチャンスでもあります。しかしボラが高いとレートの乱高下を伴うことが多く、相場

の勢いも強いため思惑と逆行してしまった時には、その分短時間で大きく負けてしまう

可能性も高くなります。そのため損失を限定するために、損切り(逆指値)の設定が

可欠となります。ただ、この損切りがささらない程の値動きも稀にですが起こり得る事

を覚えておきましょう。

 

トレードをしない選択

ここでの注意点ですが、自分がまだFX初心者に含まれるとお考えの場合、ボラティリテ

ィが著しく高い時は、トレードを見送るという選択をすることも大切と思います。通常

時より更にシビアなトレード判断が必要となります。大切な資金を守るためにも、自分

のトレードルールが有りかつそれが守れて、平常心でのトレードが保てるようになるま

で、出来ればそんな時には、今後のためにシュミレーションの場とすることをお勧めい

たします。

 

ここぞとばかりに、ハイレバレッジで勝負に出るのは控えましょう。一発で退場となっ

てしまう危険性がたいへん高いです。FXトレードでは上達するために、まず長く生き延

びる事を基準に考えるべきです。あくまでご参考までに

 

スプレッドにも注目

またボラティリティが高くなると、各通貨ペアのスプレッドが通常より大きくなる事も

考えられます。著しいスプレッドの広がりは、負けトレードとなる確率も高くなるため

この点でもトレードを避けたいところです。

このようにボラが高くなった時でも、スプレッドの広がりが比較的少小さい・短時間で

通常時のスプレッドに戻るFX会社を選んで利用するということも、良いトレードをする

ためには大切ですね。

 

 

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