レンジ相場のブレイクアウトを見逃さない

      2016/11/27

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レンジブレイク

相場の状況には、上昇トレンド・下降トレンドとそのどちらでもないノントレンドの

レンジの状態が存在します。常にトレンドが出ている相場の状態であれば、トレーダ

ーにとっては分かりやすくて有り難いのではありますが、相場の7割程度はレンジ相場

とよく言われています。

 

レンジ相場は、次の材料が見当たらない時や近々大きなイベントがある時など、相場の

方向感が定まっていない状態です。最近でいうと9/21の日銀金融政策決定会合・FOMC

待ちといったビックイベント待ち状態の時などもそうでしたね。

 

見ている時間軸によってはトレンドが出ているように見えても、大きな時間軸で見ると

レンジ相場ということも多くあります。上位足のチャートチェックも忘れずにしておき

ましょう。

 

ブレイクアウトにはIFDONEOCO注文も活用

持ち合いの時間(期間)が長ければ長いほど、そのレンジのレジサポラインをブレイク

アウトした時の相場の推進力は強くなります。レンジ上下のレジサポラインが強かった

時ほど更にその傾向も強くなりますので、ブレイクアウト時はそこから発生するトレン

ドに素直に乗っていくことが大切です。

 

しかし、いつも常にチャートを監視できるわけでは有りません。チャンスを逃さないた

めに、強力なレジサポラインの外側に、事前に新規逆指値注文を入れておく事もとても

効果的です。その際には損切り注文の入れ忘れがないように、IFDONEOCO注文※にし

ておく事が良いかと思います。

※IFDONEOCO(イフダンオーシーオー)注文とは、新規の指値または逆指値注文の

際に、同時に決済の指値・逆指値の注文ができる便利な注文方法です。

レンジブレイクチャート

レンジブレイク時には頭の切り替えが大事

レンジ期間が長くなると逆張りトレードの癖が付きやすく、その癖が抜けないまま逆張

りをしてしまいがちです。損切りを入れずに逆張りトレードなんてしてしまうと、ブレ

イクアウト時には大きな痛手を被る可能性も高くなりますのでとくに注意が必要です。

 

レジサポラインをブレイクした時には、意地を張らずにいち早く柔軟な思考回路の切り

替えが大切になります。トレンド発生時の強大な力には安易な抵抗をしないことです。

 

ただ乗り遅れてしまった場合も、慌てて飛び乗るのは考えようです。

リターンムーブが起こる可能性も高いからです。リターンムーブとは、ブレイクしたレ

ジサポラインにブレイク後に離れたレートが、またそのラインに一旦戻ってくる傾向が

あります。そこでここは慌てず一呼吸おいて、そのライン周辺でレジサポ転換したこと

をしっかり確認した後に、エントリーすることでストップを浅くリスクを抑え目にした

エントリーが可能となります。

 

レンジ相場のブレイクアウトは、相場環境によってはだましとなることも実際多いです。

しかし、大きく利益をあげる絶好のチャンスでもありますので、長期間(長時間)レン

ジが続いた時はとくに、ためらわずに冷静かつ果敢に狙っていきたいですね。

 

 

■FX豆知識  「フィボナッチ」ってなに?  

トレードをしているをよく耳にすることもある言葉ですね。こちらの記事も参考にしてください。

       フィボナッチでトレンド発生中の押し目や戻りのめどを探す

 

 

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