円安進む中いよいよ注目の米雇用統計。過去データは..

      2016/12/25

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8月米雇用統計

 

まだ暑さは残りますが、ようやく秋の到来?9月となりました。

8/26ジャクソンホールのイエレンFRB議長の講演と、フィッシャー副議長の発言に

よって、またまた一段と大きな注目を集めることとなった今回の『米国雇用統計』。

すでに早期利上げ期待の高まりから、ドル円クロス円の通貨ペアはレンジを上放れ

をして円安方向に振れています。

        参考記事: ジャクソンホールでドル円は、一旦上昇の流れに変わったか

 

相場の動きが活発になりやすい9月、このリスクオフの動きは継続となるのか、と

ても大事な局面となっています。各方面からドル円は105円を目指すとか、105~

110のレンジに移行できるか、などの予想の声も聞こえてくるようになってきまし

た。取り敢えず100円を大きく割れるリスクは、当面回避できたようで一安心とい

ったところですね。

 

昨日発表されたADP雇用統計は、17.7万人増とわずかに予想を上回りましたが、大

きな反応とはなりませんでした。今のところドル円は103.50近辺が強めのレジスタ

ンスになっています。

 

さて、気になる米国雇用統計ですが、9月発表の8月米雇用統計は、このところ予想

を下回る傾向が強くなっています。

 

■過去の8月米国雇用統計 雇用者数・失業率の予想と結果

     非農業部門雇用者数      失業率
     予想    結果      予想  結果 
2015年  21.7万人 →17.3万人 ×      5.2%→5.1% 〇
2014年  23.0万人 →14.2万人 ×    6.1%→6.1%   △
2013年  18.0万人 →16.9万人 ×    7.4%→7.3% 〇
2012年  13.0万人 →  9.6万人 ×        8.3%→8.1% 〇
2011年   6.8万人  →     0万人 ×        9.1%→9.1% △

 

非農業部門雇用者数の過去5年の結果は、上記のように予想をずっと下回っているの

で少々気になりますね。また、早期利上げもある程度織り込まれつつありますので、

上昇の勢いが強い状況ではありますが、下振れの注意も怠れません。

 

ご存じの通り、大きな注目を集める米国雇用統計が明日に控えています。いつも通り

ほとんどのポジションはこれからスクエアとして、しっかり事前の準備をしておこう

と思います。

9月は市場が一斉に動き出して、大相場になりやすい傾向もありますので、指標の結

果が出て方向性が読める段階になったら、今回は素直に付いていこうと考えています。

 

 

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